税理士法人松野茂税理士事務所 阪神尼崎駅徒歩1分
こんにちは!税理士法人松野茂税理士事務所の松野です。
今日はスタッフの田中さんから「先生、クライアントさんから事業計画書の売上予測について聞かれたんですけど、どう説明すればいいですか?」という質問がありました。これ、実は創業融資や新規事業でよく出てくるテーマなんですよね。
そこで今回は、スタッフとの会話形式で「売上予測の立て方」について解説していきます!
Q1:売上予測って、どうやって立てるんですか?
田中スタッフ: 先生、売上予測ってどこから手をつければいいんでしょうか?何となく「月100万円くらい」って感覚で決めちゃダメですよね?
松野税理士: その通り!感覚だけで決めると、金融機関からの信頼も得られませんし、経営判断も狂ってしまいます。
売上予測の基本は、客観的なデータを使うことです。具体的には:
- 日本政策金融公庫が出している「小企業の経営指標」
- 中小企業庁の「中小企業の経営指標」
こういった業種別のデータを参考にすると、現実的な数字が見えてきますよ。
Q2:業種によって予測方法は違うんですか?
田中スタッフ: 美容室のクライアントさんと飲食店のクライアントさんでは、やっぱり計算方法が違いますよね?
松野税理士: はい、業種の特性に合わせた計算式を使うのがポイントです。
【美容室・理容室・飲食店の場合】
売上 = 顧客単価 × 座席数 × 回転数
例えば美容室なら:
- 顧客単価:5,000円
- 座席数:4席
- 1日の回転数:3回転
- 営業日数:月25日
月間売上 = 5,000円 × 4席 × 3回転 × 25日 = 150万円
こんな感じで計算できます。
Q3:小売業やコンビニの場合は?
田中スタッフ: コンビニとか小売店の場合はどうでしょう?
松野税理士: 売り場面積が重要な業種では、こういう式を使います。
【コンビニ・小売店の場合】
売上 = 1㎡あたりの売上 × 売り場面積
例えばコンビニなら:
- 1㎡あたりの月間売上:15万円(業界平均データより)
- 売り場面積:50㎡
月間売上 = 15万円 × 50㎡ = 750万円
業界平均データを使えば、かなり精度の高い予測ができますね。
Q4:新規事業だとデータがないんですけど…
田中スタッフ: 全く新しい事業だと、参考にするデータがない場合もありますよね?
松野税理士: 良い質問ですね。その場合は:
- 類似業種のデータを参考にする
- 競合店の状況を調査する
- テストマーケティングの結果を使う
- 段階的に目標を設定する(初月50%、3ヶ月後80%、半年後100%など)
いきなり100%の売上を見込むより、現実的な立ち上がり曲線を描く方が信頼性が高まります。
まとめ:売上予測で大切なこと
✓ 客観的なデータに基づく(日本政策金融公庫、中小企業庁のデータ活用)
✓ 業種特性に合った計算式を使う
✓ 保守的な数字で計画する(楽観的すぎない)
✓ 根拠を明確に説明できるようにする
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