第8回【尼崎の税理士が解説】普通預金通帳の入力を正確に行う3つの方法と注意点

尼崎の税理士法人松野茂税理士事務所 通帳入力
目次

初めに

こんにちは。尼崎の税理士法人松野茂税理士事務所です。今回は、会計ソフトへの普通預金通帳入力について、実務経験をもとに詳しく解説いたします。

普通預金入力の3つの方法

普通預金の入力方法には、以下の3つがあります:

1. 手入力

最も基本的な方法で、通帳を見ながら一つ一つ手動で入力する方法です。

2. CSV取り込み

銀行のインターネットバンキングからダウンロードしたCSVファイルを使用して一括入力する方法です。

3. 定期的な自動取り込み クラウド会計ソフトの機能を使い、銀行口座と連携して定期的に自動で取り込む方法です。

入金処理の注意点

売掛金の回収時

重要なポイント:振込手数料の処理

売掛金が回収される際、多くの場合振込手数料が差し引かれて入金されます。

  • 売掛金の残高を必ず確認する
  • 差し引かれた振込手数料を「支払手数料」として計上する
  • 手入力の場合は、預金残高と売掛金残高を照合しながら作業する

出金処理の注意点

買掛金の支払い時

買掛金の残高確認が重要です。通常、振込手数料を差し引いて支払いを行うため:

支払後の買掛金残高が正確になるよう注意

買掛金の残高を事前に確認

振込手数料分を考慮した金額で処理

CSV・自動仕訳での注意点

売掛金残高の管理

CSV取り込みや自動仕訳を使用する場合:

  • 売掛金に残高が残る可能性があるため、手数料の計上を忘れずに行う
  • 自動仕訳の設定により、手数料を自動登録する方法も検討する

補助科目の活用

売掛金管理のコツ: 売掛金に補助科目を設定しておくことで、売掛金の残高管理が格段に楽になります。得意先別に残高を把握でき、入金漏れや過入金の発見が容易になります。

まとめ

普通預金の入力は会計処理の基本中の基本ですが、振込手数料の処理や残高管理など、注意すべき点が多くあります。

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