尼崎の税理士が解説|会計ソフトの導入運用ガイド

尼崎の税理士が解説|会計ソフトの導入運用ガイド
目次

スタッフとの会話調Q&Aで分かる!自分に合った会計ソフトの選び方

スタッフA:「所長、お客様から『会計ソフトはどれを選べばいいですか?』という質問をよく受けます」

所長:「そうだね。会計ソフトは今や経営に不可欠なツールだからね。でも、選び方を間違えると後で困るんだ」

スタッフB:「種類がたくさんあって、分からないですよね…」

所長:「今日は、会計ソフトの選び方から導入、運用まで、詳しく教えよう」


会計ソフトが必要な理由

スタッフA:「そもそも、会計ソフトは必要なんですか?手書きじゃダメなんですか?」

所長:「2025年現在、会計ソフトはほぼ必須と言っていいね。理由を説明しよう」

会計ソフトが必要な5つの理由

理由1:電子帳簿保存法への対応

  • 2024年1月から電子取引のデータ保存が義務化
  • 会計ソフトなら対応が簡単
  • 手書きでは対応が困難

理由2:効率化

  • 手書きより圧倒的に早い
  • 自動計算でミスが少ない
  • 試算表がすぐに出る

理由3:銀行融資に有利

  • 正確な帳簿が作成できる
  • 月次試算表をすぐ提出できる
  • 銀行の信頼度が上がる

理由4:経営判断が早くなる

  • リアルタイムで数字が見られる
  • グラフで可視化できる
  • 経営状況が一目で分かる

理由5:税理士とのデータ共有

  • データをやり取りできる
  • クラウドならリアルタイム共有
  • 紙のやり取りが不要

スタッフB:「今の時代、会計ソフトは必須なんですね」

所長:「そう。問題は『どれを選ぶか』なんだ」


会計ソフトの3つのタイプ

スタッフA:「会計ソフトにはどんな種類があるんですか?」

所長:「大きく分けて3つのタイプがあるんだ」

タイプ1:インストール型(従来型)

代表的なソフト:

  • 弥生会計
  • 勘定奉行
  • PCA会計

特徴:

  • パソコンにソフトをインストール
  • 買い切り型が多い
  • インターネット不要で使える

メリット:

  • ✅ 動作が安定している
  • ✅ 長年の実績がある
  • ✅ 税理士が使い慣れている
  • ✅ オフラインでも使える

デメリット:

  • ❌ 初期費用が高い(5〜10万円)
  • ❌ 複数のパソコンで使いにくい
  • ❌ バックアップを自分で取る必要
  • ❌ バージョンアップに費用がかかる

向いている方:

  • パソコン操作に慣れている
  • 事務所でしか使わない
  • 安定性を重視する
  • インターネット環境が不安定

所長:「当事務所が得意とする弥生会計は、このタイプの代表格だね」


タイプ2:クラウド型

代表的なソフト:

  • freee(フリー)
  • マネーフォワード クラウド
  • 弥生オンライン

特徴:

  • インターネット上で使う
  • 月額料金制
  • ソフトのインストール不要

メリット:

  • ✅ 初期費用が安い(月1,000〜3,000円程度)
  • ✅ どこからでもアクセスできる
  • ✅ 自動でバックアップされる
  • ✅ 銀行口座と自動連携できる
  • ✅ 常に最新版が使える
  • ✅ スマホでも使える

デメリット:

  • ❌ インターネット必須
  • ❌ 月額料金が永続的にかかる
  • ❌ 操作に慣れるまで時間がかかる
  • ❌ カスタマイズ性が低い

向いている方:

  • 外出先でも使いたい
  • 初期費用を抑えたい
  • 銀行口座との連携を活用したい
  • スマホで確認したい

スタッフB:「最近はクラウド型が人気なんですよね」

所長:「そう。特に創業者には、初期費用が安いクラウド型が人気だね」


タイプ3:ハイブリッド型

代表的なソフト:

  • 弥生会計オンライン(デスクトップ版と連携)
  • その他クラウド+デスクトップ

特徴:

  • インストール型とクラウド型の良いとこ取り
  • 状況に応じて使い分けられる

メリット:

  • ✅ オフラインでも使える
  • ✅ クラウドでも使える
  • ✅ 柔軟性が高い

デメリット:

  • ❌ 料金が高い
  • ❌ 設定が複雑

向いている方:

  • 両方のメリットを享受したい
  • 予算に余裕がある

会計ソフトの選び方

スタッフA:「結局、どれを選べばいいんですか?」

所長:「選び方のポイントを教えよう」

選び方のステップ

ステップ1:自分の使い方を確認する

質問1:どこで使いますか?

  • 事務所のみ → インストール型でもOK
  • 外出先・自宅でも → クラウド型

質問2:誰が使いますか?

  • 自分だけ → どちらでもOK
  • 複数人 → クラウド型が便利

質問3:初期費用は?

  • 10万円出せる → インストール型
  • 抑えたい → クラウド型

質問4:税理士との連携は?

  • 税理士が弥生を使っている → 弥生
  • 税理士がクラウドを推奨 → クラウド

ステップ2:おすすめソフトから選ぶ

所長:「当事務所が特に推奨するのは、断然弥生会計だ。他のソフトも紹介するけど、まずは弥生会計を見てほしい」

【最推奨】弥生会計(インストール型)

当事務所が最も推奨する理由:

  • 長年弥生会計の記帳代行を主に業務を行っている
  • 30年以上の実績とノウハウがある
  • あらゆる業種・規模に対応できる
  • トラブル対応も完璧にできる
  • お客様の9割以上が弥生会計を使用

こんな方に特におすすめ:

  • 当事務所に記帳代行を依頼する方(必須)
  • 税理士と緊密に連携したい方
  • 安定性と信頼性を重視する方
  • 長く使う予定の方
  • 事務所のパソコンで使う方

弥生会計の強み:

  • 操作が分かりやすい
  • 長年の実績で信頼性が高い
  • サポートが充実している
  • 税理士の対応率No.1
  • 当事務所が完璧にサポートできる

料金:

  • スタンダード:約4万円
  • プロフェッショナル:約6万円
  • ※年間保守料:別途必要

所長:「当事務所は弥生会計を特に推奨している。他のソフトも対応できるけど、弥生会計なら完璧なサポートができるんだ」

スタッフA:「記帳代行を依頼する方は、弥生会計一択ですね」

所長:「その通り。弥生会計なら、どんな複雑な処理でも対応できる。これが当事務所の最大の強みなんだ」


【その他対応ソフト】

所長:「弥生会計が第一推奨だけど、どうしてもクラウドがいいという方には、以下のソフトにも対応しているよ」

マネーフォワード クラウド

こんな方におすすめ:

  • ある程度簿記の知識がある
  • 複数人で使いたい
  • 給与計算も一緒に管理したい

特徴:

  • 会計・給与・請求書が連携
  • 銀行口座と自動連携
  • レポート機能が充実

料金:

  • スモールビジネス:月3,980円
  • ビジネス:月5,980円

freee(クラウド型)

こんな方におすすめ:

  • 初めて会計ソフトを使う
  • 簿記の知識がない
  • スマホでも使いたい
  • 初期費用を抑えたい

特徴:

  • 簿記の知識不要
  • 銀行口座・クレジットカードと自動連携
  • 請求書作成も一体化
  • スマホアプリが使いやすい

料金:

  • スターター:月1,980円
  • スタンダード:月3,980円

弥生オンライン(クラウド型)

こんな方におすすめ:

  • 弥生の安心感が欲しい
  • クラウドを使いたい
  • 税理士が弥生を使っている

特徴:

  • 弥生のクラウド版
  • 弥生会計との連携
  • 初年度無料キャンペーンあり

料金:

  • セルフプラン:初年度無料、次年度8,800円/年
  • ベーシックプラン:初年度6,600円、次年度13,200円/年

所長:「これら3つのクラウドソフトにも対応しているけど、やはり当事務所としては弥生会計を特に推奨したいね。クラウドなら弥生オンライン、次にマネーフォワード クラウド、freeeの順で対応しやすいよ」

スタッフB:「弥生会計が圧倒的に得意なんですね」

所長:「そう。長年弥生会計で記帳代行を行ってきた実績とノウハウがあるからね。お客様に最高のサービスを提供するなら、弥生会計が一番なんだ」


税理士事務所別の推奨ソフト

スタッフB:「税理士によって推奨するソフトが違うんですか?」

所長:「そう。税理士事務所によって、得意なソフトが違うんだ」

当事務所の場合

当事務所が特に推奨:

  1. 弥生会計(インストール型)← 最推奨!
    • 長年の記帳代行の実績
    • 完璧なサポート体制
    • お客様の9割以上が使用

その他対応可能: 2. 弥生オンライン(クラウド型) 3. マネーフォワード クラウド 4. freee

理由:

  • 長年弥生会計で記帳代行を主に業務を行っている
  • 弥生会計の操作を完全に熟知
  • 弥生会計のデータを最も効率的に処理できる
  • あらゆる業種・業態に対応してきた実績
  • クラウド会計にも対応しているが、弥生会計が圧倒的に得意

所長:「弥生会計なら、どんな複雑な処理でも対応できる自信がある。これが当事務所の最大の強みなんだ」

スタッフA:「記帳代行を依頼するなら、弥生会計一択ですね」

所長:「その通り。自分で入力する方も、弥生会計なら当事務所のサポートが手厚いから安心だよ」


会計ソフトの導入手順

スタッフA:「ソフトを選んだら、次はどうするんですか?」

所長:「導入の手順を説明しよう」

導入ステップ

ステップ1:ソフトの購入・契約

インストール型の場合:

  • 販売店またはオンラインで購入
  • ライセンス登録
  • パソコンにインストール

クラウド型の場合:

  • 公式サイトで会員登録
  • プランを選択
  • クレジットカードで支払い

ステップ2:初期設定

必要な設定:

  • 会社情報の登録
  • 事業年度の設定
  • 消費税の設定
  • 銀行口座の登録
  • 勘定科目の設定

所長:「この初期設定が重要で、間違えると後で修正が大変なんだ」


ステップ3:操作方法の習得

学習方法:

  • マニュアルを読む
  • 公式サイトの動画を見る
  • サポートセンターに問い合わせる
  • 税理士に教えてもらう

スタッフB:「税理士に教えてもらうのが一番確実ですね」

所長:「そう。当事務所では、会計ソフトの導入運用サポートも行っているよ」


ステップ4:データ入力開始

入力するもの:

  • 現金の出入り
  • 預金の出入り
  • 売上
  • 経費
  • 給与

コツ:

  • 毎日入力するのが理想
  • 最低でも週1回
  • 溜めると大変

ステップ5:月次確認

毎月やること:

  • 試算表を確認
  • 預金残高が合っているか確認
  • 売掛金・買掛金の確認
  • 税理士に報告

会計ソフトの運用サポート

スタッフA:「当事務所では、どんなサポートができるんですか?」

所長:「当事務所の会計ソフトサポートを紹介しよう」

当事務所のサポート内容

サポート1:ソフト選定のアドバイス

  • お客様の状況をヒアリング
  • 最適なソフトを提案
  • メリット・デメリットを説明

サポート2:初期設定代行

  • 会社情報の登録
  • 勘定科目の設定
  • 開始残高の入力
  • 銀行口座の連携設定

サポート3:操作指導

  • 基本操作のレクチャー
  • よく使う機能の説明
  • 質問への回答

サポート4:日々の入力サポート

  • 分からない時の相談
  • 仕訳の判断
  • 電話・メールでのサポート

サポート5:月次チェック

  • 入力内容のチェック
  • 誤りの指摘と修正
  • 試算表の説明

サポート6:記帳代行への切替

  • 自分でやるのが大変になったら
  • 記帳代行に切り替え可能
  • スムーズな移行

所長:「弥生会計・クラウド会計、どちらも対応しているから安心してほしい」


自分で入力 vs 記帳代行

スタッフB:「お客様は、自分で入力すべきですか?記帳代行を頼むべきですか?」

所長:「これはよく聞かれる質問だね。それぞれのメリット・デメリットを説明しよう」

自分で入力する場合

メリット:

  • ✅ 記帳代行料金がかからない
  • ✅ リアルタイムで数字が見られる
  • ✅ お金の流れを把握できる

デメリット:

  • ❌ 時間がかかる
  • ❌ 簿記の知識が必要
  • ❌ ミスが発生しやすい
  • ❌ 本業に集中できない

向いている方:

  • 時間に余裕がある
  • 簿記の知識がある
  • 経理業務が好き
  • コストを最小限にしたい

記帳代行を依頼する場合

メリット:

  • ✅ 本業に集中できる
  • ✅ 正確な帳簿ができる
  • ✅ 時間を節約できる
  • ✅ 税理士のチェックが入る

デメリット:

  • ❌ 月額費用がかかる
  • ❌ リアルタイムでは見られない

向いている方:

  • 本業が忙しい
  • 簿記が苦手
  • 正確性を重視
  • 経理に時間を取られたくない

所長:「前にも話したけど、創業時は特に本業に集中すべきだから、記帳代行がおすすめなんだ」


会計ソフト運用の注意点

スタッフA:「会計ソフトを使う時の注意点は何ですか?」

所長:「重要な注意点を5つ教えよう」

注意点1:バックアップを必ず取る

インストール型の場合:

  • 毎日または毎週バックアップ
  • 外付けHDDやクラウドに保存
  • パソコンが壊れたら全て失う

クラウド型の場合:

  • 自動でバックアップされる
  • ただし、自分でもエクスポートしておく

所長:「バックアップを怠って、全データを失う事故は本当に多いんだ」


注意点2:銀行口座との照合を必ず行う

やること:

  • 毎月、通帳残高と会計ソフトの残高を照合
  • 合わなければ原因を調べる
  • 入力漏れ・重複入力をチェック

所長:「これをやらないと、数字が信用できなくなるんだ」


注意点3:勝手に勘定科目を作らない

やってはいけないこと:

  • 「その他経費」を乱用
  • 似たような科目を複数作る
  • 独自の科目を作る

正しいやり方:

  • 標準の勘定科目を使う
  • 分からない時は税理士に聞く
  • 統一性を保つ

注意点4:消費税の設定に注意

重要:

  • 免税事業者・課税事業者の設定
  • 税率の設定(10%・8%・0%)
  • 簡易課税・原則課税の設定

所長:「消費税の設定を間違えると、申告が全部やり直しになるんだ」


注意点5:定期的に税理士にチェックしてもらう

理由:

  • 自分では気づかないミスがある
  • 税法に沿っているか確認
  • 節税のアドバイスがもらえる

頻度:

  • 最低でも年1回(決算前)
  • できれば月1回または四半期ごと

所長:「自分で入力している方も、定期的に税理士にチェックしてもらうことが大切なんだ」


まとめ:会計ソフト選びのポイント

所長:「最後にまとめよう」

会計ソフト選びの5つのポイント

ポイント1:弥生会計を第一に検討する

  • 当事務所が最も得意なソフト
  • 長年の実績とノウハウ
  • 記帳代行を依頼するなら必須
  • 完璧なサポート体制

ポイント2:税理士に相談する

  • 税理士が使っているソフトを選ぶと連携が楽
  • 当事務所なら弥生会計が最適
  • クラウド会計の相談もOK

ポイント3:自分の使い方に合わせる

  • 外出先でも使う → クラウド型も検討
  • 事務所のみ → 弥生会計(インストール型)推奨

ポイント4:初期費用と月額費用を比較

  • 長期的なコストを計算
  • 安いだけで選ばない
  • サポート体制も含めて判断

ポイント5:将来の拡張性を考える

  • 従業員が増えたら
  • 事業が拡大したら
  • 法人成りしたら

スタッフA:「やはり弥生会計が一番ですね」

所長:「その通り。会計ソフトは長く使うものだから、当事務所が最も得意な弥生会計を選んでもらうのが、お客様にとって最良の選択なんだ」

スタッフB:「お客様に自信を持ってアドバイスできます!」

所長:「それでいい。当事務所は弥生会計の他、クラウド会計にもサポートしたいと考えているから、お客様に最適なソフトを一緒に選ぼう」


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