【尼崎の税理士が解説】決算書の読み方シリーズ【完全版】業績悪化の兆候から粉飾決算まで 第1段 まとめ

税理士法人松野茂是利子事務所 【尼崎の税理士が解説】決算書の読み方シリーズ【完全版】業績悪化の兆候から粉飾決算まで 第1段 まとめ

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目次

はじめに

30年間の税理士実務の中で、多くの企業の成長と衰退を見てきました。業績が悪化する企業には、決算書に明確な兆候が現れます。

本記事では、業績悪化の初期サインから、赤字体質への転落、そして粉飾決算の見抜き方まで、実務で培った知識を体系的に解説します。

銀行担当者、経営者、取引先の与信管理担当者、そしてM&Aを検討される方々に、ぜひ知っていただきたい内容です。


第1章:業績悪化の初期兆候を見逃すな

1-1. 役員報酬の減少は最大の警告サイン

役員報酬が減少している会社は、ほぼ確実に業績が悪化しています。

中小企業では、社長の役員報酬は年間を通じて一定額を支給するのが一般的です。しかし業績が悪化すると、社長は自らの報酬を減額して会社を支えようとします。

なぜ役員報酬を減らすのか?

役員報酬を減らす理由:

  • 会社の資金繰りを改善するため
  • 赤字決算を避けるため
  • 従業員の給料を守るため
  • 銀行への印象を良くするため

しかし役員報酬の減少は一時的な延命措置に過ぎません。根本的な収益改善がなければ、やがて倒産に向かいます。

複数年の推移を見る

年度役員報酬前年比判定
1年目1,200万円正常
2年目1,000万円-200万円⚠️ 黄色信号
3年目800万円-200万円🚨 赤信号
4年目600万円-200万円💀 危険

3年連続で役員報酬が減少していれば、業績悪化はほぼ確実です。


1-2. 地代家賃の減少も要注意

次に注目すべきは地代家賃の減少や消失です。

多くの中小企業では、社長個人が所有する不動産を会社に貸し付けています。業績が良い時は、節税目的で高めの家賃を設定していますが、業績が悪化すると家賃を減額したり、無償にしたりします。

地代家賃減少の意味

地代家賃が減少する理由:

  • 会社の経費を減らして利益を確保
  • 社長個人の所得税も減少
  • 赤字決算を回避

しかし実態は社長が会社を身銭を切って支えている状態であり、一時的な延命策でしかありません。


1-3. 支払利息の増加と借入金依存

支払利息が増加している会社は、借入金が増えています。

業績が悪化すると、運転資金を確保するために銀行借入が増加します。その結果、支払利息も増加していきます。

危険な借入金増加のパターン

正常な借入:

  • 設備投資のための借入
  • 事業拡大のための借入
  • 一時的な運転資金

危険な借入:

  • 赤字補填のための借入
  • 既存借入の返済のための借入
  • 資金繰りのための借入

運転資金のための借入が増え続けている会社は危険です。


1-4. 売上原価率の上昇

売上原価率が年々上昇している会社は、収益構造が悪化しています。

売上原価率 = 売上原価 ÷ 売上高 × 100

年度売上高売上原価売上原価率判定
1年目1億円6,000万円60%正常
2年目9,500万円6,000万円63%やや悪化
3年目9,000万円6,000万円67%⚠️ 悪化
4年目8,500万円6,000万円71%🚨 危険

売上が減少しているのに原価が下がらない場合、固定費的な原価が高く、収益性が急速に悪化します。


1-5. 業績悪化の初期兆候チェックリスト

以下の項目をチェックしてください。

【レベル1:黄色信号】

  • [ ] 役員報酬が前年より減少している
  • [ ] 地代家賃が前年より減少している
  • [ ] 支払利息が増加傾向にある
  • [ ] 売上原価率が上昇している

【レベル2:赤信号】

  • [ ] 役員報酬が3年連続で減少
  • [ ] 地代家賃が消失または大幅減少
  • [ ] 借入金が急増している
  • [ ] 売上原価率が70%を超えている

【レベル3:危機的状況】

  • [ ] 役員報酬が最低水準(年間300万円以下)
  • [ ] 地代家賃が完全にゼロ
  • [ ] 新規借入が困難になっている
  • [ ] 支払遅延が発生している

3つ以上該当すれば、早急な経営改善が必要です。


第2章:赤字体質の決算書が辿る7段階の悪化プロセス

業績が悪化した企業は、段階的に粉飾決算に手を染めていきます。多くの経営者は「これは合法だ」「これくらいなら許される」と自分に言い訳しながら、少しずつ危険な道を進んでいくのです。

この章では、赤字体質の会社が倒産に向かう7つの段階を解説します。


第1段階:交際費の取消し(グレーゾーン)

何が起きるのか?

業績悪化の初期段階で、まず社長が手を付けるのが交際費の取消しです。

好況時に計上していた社長個人の交際費(プライベートな飲食、ゴルフ、家族旅行など)を、決算時に遡って取り消します。

会計処理

現金 または 役員貸付金 100万円 / 交際費 100万円

意味するところ

  • 交際費が減る → 利益が100万円増える
  • 現金または役員貸付金が増える → 架空資産の発生

社長は「自分が負担すべきものを会社に返した」と考えていますが、実際には架空の現金や役員貸付金が発生しています。


第2段階:地代家賃の取消し(グレーゾーン)

何が起きるのか?

次に手を付けるのが地代家賃の取消しです。

社長個人が所有する不動産を会社に貸し付けている場合、期首に遡って地代家賃を取り消します。

会計処理

役員貸付金 200万円 / 地代家賃 200万円

意味するところ

  • 地代家賃が減る → 利益が200万円増える
  • 役員貸付金が増える → 架空資産の拡大

第1段階と第2段階で、合計300万円の架空資産(役員貸付金)が発生しています。


第3段階:支払保険料の資産計上(粉飾開始)

何が起きるのか?

ここから本格的な粉飾決算が始まります。

本来、税法上損金にできる保険料を、わざわざ全額資産計上します。

正常な処理

保険料(損金) 100万円 / 現金 200万円
保険積立金(資産) 100万円

粉飾処理

保険積立金 100万円 / 保険料 100万円

意味するところ

  • 本来損金にできる100万円を資産計上
  • 利益が100万円増える
  • 完全に粉飾決算

税法で認められた損金を使わず、わざわざ利益を多く見せるのは明らかな粉飾です。


第4段階:棚卸資産の評価の水増し(黄色信号)

何が起きるのか?

在庫の評価を過大に行います。

正常時とは逆に、不良在庫を正常在庫として計上したり、在庫の数量や単価を高めに設定したりします。

在庫水増しの進行

第1段階:正常な評価

  • 不良在庫を適正に評価減

第2段階:甘めの評価

  • 「これはまだ売れるかもしれない」

第3段階:水増し評価

  • 在庫の数量を多めに計上
  • 単価を高めに設定

異常なパターン

  • 売上が減っているのに在庫が増える
  • 棚卸資産回転日数が異常に長い

この段階から決算書を見れば一目瞭然になります。


第5段階:架空売上(赤信号)

何が起きるのか?

いよいよ架空売上に手を出します。

実際には存在しない売上を計上して、利益を水増しします。

会計処理

売掛金 300万円 / 売上 300万円

意味するところ

  • 利益が300万円増える
  • 売掛金(架空)が300万円増える
  • 売上債権回転日数が異常値に

この段階になると、もう引き返すのは困難です。売掛金が回収されないため、翌年も同じことを繰り返すことになります。


第6段階:架空資産計上(製造業特有)

何が起きるのか?

製造業の場合、材料費や労務費を減らして、実在しない機械装置などの固定資産を計上します。

会計処理

機械装置 300万円 / 材料費・労務費・製造経費 300万円

意味するところ

  • 経費が300万円減る → 利益が300万円増える
  • 実在しない機械装置が計上される
  • 固定資産が不自然に増加

さらに、増え続ける架空現金や役員貸付金を消すために、架空資産を計上することもあります。


第7段階:総合的な粉飾(倒産寸前)

何が起きるのか?

あらゆる手段を使った総合的な粉飾状態になります。

倒産寸前の決算書の特徴

資産の異常:

  • 架空現金が増加
  • 役員貸付金が巨額
  • 売掛金が異常に多い
  • 在庫が過剰
  • 架空の固定資産

利益の異常:

  • 売上が減っているのに利益が出ている
  • 売上原価率が異常
  • 経費率が不自然

この段階になると、もう時は遅し。倒産寸前の状態です。


7段階の進行期間と役員報酬

この7段階を辿るのに、通常4〜5年かかります。

その間、社長は役員報酬を段階的に減額していきます。

年度段階主な処理役員報酬
1年目第1-2段階交際費・地代家賃取消し減額開始
2年目第3段階保険料の資産計上さらに減額
3年目第4段階在庫の水増し最低水準へ
4年目第5段階架空売上変更できず
5年目第6-7段階架空資産・総合粉飾倒産寸前

粉飾は突然始まるのではなく、少しずつ、階段を降りるように悪化していくのです。


赤字体質会社の見極めチェックリスト

第1-2段階の兆候(グレーゾーン)

  • [ ] 役員報酬が前年比で減少
  • [ ] 地代家賃が前年比で減少または消失
  • [ ] 役員貸付金が増加傾向
  • [ ] 交際費が急減

第3段階の兆候(粉飾開始)

  • [ ] 保険積立金が急増
  • [ ] 損金にできるはずの保険料を資産計上
  • [ ] 利益率が不自然に安定

第4段階の兆候(黄色信号)

  • [ ] 棚卸資産が前年比で増加
  • [ ] 売上減少なのに在庫増加
  • [ ] 棚卸資産回転日数が悪化

第5-7段階の兆候(赤信号)

  • [ ] 売上債権が異常に増加
  • [ ] 売上債権回転日数が100日超
  • [ ] 固定資産が不自然に増加
  • [ ] 売上原価率が異常

総合判断

  • 第1-2段階 → 経営改善で対応可能
  • 第3-4段階 → 黄色信号、慎重な対応が必要
  • 第5-7段階 → 赤信号、取引停止や撤退を検討

第3章:銀行担当者・税理士が使う粉飾決算の見抜き方

粉飾決算には明確な痕跡が残ります。銀行担当者や税理士が実務で使用している、粉飾決算を見抜く具体的な方法を解説します。


3-1. 粉飾決算の2つの基本パターン

危機的な会社の粉飾決算は、大きく分けて2種類しかありません。

粉飾の2大手法

手法1:売上を仮装する

  • 架空の売上を計上
  • 売上の計上時期を前倒し
  • 架空取引の創出

手法2:棚卸資産を仮装する

  • 在庫を水増し計上
  • 架空の在庫を作る
  • 不良在庫を正常在庫として評価

基本はこの2つ。他にも細かい手法はありますが、大きな粉飾はこの2つのどちらか、または両方を使っています。


3-2. 粉飾決算は貸借対照表に現れる

ポイントは貸借対照表です。粉飾決算の痕跡は、貸借対照表の資産が増加することで確認できます。

売上仮装の痕跡

架空の売上を計上すると、まず売掛金が増えます。しかしその売掛金は実際には入金されません。

そのため毎年売掛金が増加していき、社長はその増加した売掛金を隠すために、いろんな勘定科目に振替えていきます。

売掛金の変化:

  1. 売掛金(最初はここ)
  2. → 受取手形
  3. → 現金
  4. → 仮払金
  5. → 役員貸付金
  6. → 固定資産

こうして粉飾の金額が、いろんな資産勘定に分散されて増額していきます。

棚卸資産仮装の痕跡

在庫の水増しは、もっと単純です。商品が毎年増額していきます。

売上が減っているのに在庫が増える、という非常に分かりやすい兆候が現れます。


3-3. 貸借対照表のチェックポイント

粉飾の痕跡が残る勘定科目を、見つけやすさ順に解説します。

【見つけやすい科目】

1. 現金(架空の現金として計上)

  • 💡 非常に見つけやすい
  • 現金が数百万円以上ある → 要注意
  • 実際の現金残高と合わない

2. 仮払金

  • 💡 見つけやすい
  • 異常に金額が大きい
  • 年度末に急増している
  • 内容が不明瞭

3. 役員貸付金

  • 💡 見つけやすい
  • 毎年増加している
  • 社長個人に返済能力があるか疑問
  • 実際は架空

4. 固定資産

  • 💡 比較的見つけやすい
  • 架空資産になる
  • 支払先を確認することで判明
  • 実在しない設備や車両

【見つけにくい科目】

5. 売上債権(売掛金・受取手形)

  • ⚠️ 見つけにくい
  • 一見すると正常に見える
  • 回転日数で異常が分かる

6. 棚卸資産

  • ⚠️ 見つけにくい
  • 実地棚卸しないと確認困難
  • 回転日数で異常が分かる

現金や仮払金は見つけやすいですが、売掛金や在庫は難しい。だから複数年の推移を見ることが重要です。


3-4. 複数年比較で粉飾を見抜く

売上債権の増加や棚卸資産の増加は、1年目は分かりにくくても、2年目、3年目と同じことが繰り返されるため、数年の金額を比較すると見つけることができます。

ケーススタディ:売上仮装の発見方法

会社の基本情報:

  • 年商:1億2000万円(月商1000万円)
  • 毎年300万円の架空売上を計上
  • 正常な売上債権:3000万円

売上債権の推移:

年度売上債権(万円)前年比増加
仮装前3,000
1年目3,300+300
2年目3,600+300
3年目3,900+300
4年目4,200+300

売上が一定なのに、売上債権が毎年増えています。これが最大の疑問点です。

売上が変わらないのに、なぜ売掛金が増え続けるのか?


3-5. 売上債権回転日数で見抜く

ここで使うのが売上債権回転日数という指標です。

売上債権回転日数の計算式

売上債権回転日数 = (売掛金 + 受取手形) ÷ (売上高 ÷ 365)

簡単に言うと、売掛金が何日分たまっているかを示す数字です。

通常は30日〜90日程度が正常です。

具体的な計算

年商1億2000万円の会社の場合:

1日の売上:

1億2000万円 ÷ 365日 = 328,767円

正常時の回転日数:

3000万円 ÷ 328,767円 = 91日

粉飾後の回転日数の変化:

年度売上債権(万円)回転日数
仮装前3,00091日
1年目3,300100日
2年目3,600109日
3年目3,900118日
4年目4,200127日

仮装1年目は100日だったのが、4年目には127日になっています。これは明らかに異常です。

4ヶ月以上も売掛金が回収されていないことになり、もう隠すことができません。粉飾だと判断できます。


3-6. 棚卸資産回転日数でも同じ

在庫の水増しも、同じように見抜けます。

棚卸資産回転日数の計算式

棚卸資産回転日数 = 棚卸資産 ÷ (売上原価 ÷ 365)

正常な範囲:

  • 小売業:30〜60日
  • 卸売業:60〜90日
  • 製造業:90〜180日

異常なパターン:

  • 毎年増加している
  • 業種平均を大きく超える
  • 売上が減っているのに在庫が増える

在庫の水増しは、この回転日数を見れば一目瞭然です。


3-7. 実務での粉飾チェックリスト

ステップ1:異常値の確認(見つけやすい科目)

  • [ ] 現金が100万円以上ある
  • [ ] 仮払金が売上の3%以上
  • [ ] 役員貸付金が毎年増加
  • [ ] 固定資産が不自然に増加

ステップ2:複数年比較(見つけにくい科目)

  • [ ] 売上債権が3年連続増加
  • [ ] 棚卸資産が3年連続増加
  • [ ] 売上が減っているのに資産が増加
  • [ ] 資産合計が毎年増加(利益以上に)

ステップ3:回転日数の計算

  • [ ] 売上債権回転日数が100日超
  • [ ] 売上債権回転日数が毎年増加
  • [ ] 棚卸資産回転日数が業種平均の1.5倍超
  • [ ] 棚卸資産回転日数が毎年増加

ステップ4:利益と税金の確認

  • [ ] 利益が出ているのに法人税が少ない
  • [ ] 繰越欠損金を使っているか確認
  • [ ] 納税証明書の確認

ステップ5:総合判断

  • 3つ以上該当 → 粉飾の可能性大
  • 取引開始は要検討
  • M&Aは危険

3-8. M&Aや融資の場面で活用

この知識を使う主な場面は3つです。

活用場面1:M&Aのデューデリジェンス

買い手側の立場:

  • 買収対象企業の決算書を分析
  • 粉飾の有無を確認
  • 実質的な収益力を把握
  • 買収価格の妥当性を判断

M&Aでは、粉飾決算を見抜けないと、架空の資産を買うことになります。数千万円の損失になることもあります。

活用場面2:取引先の与信管理

新規取引開始時:

  • 取引先の決算書を入手
  • 粉飾の有無を確認
  • 倒産リスクを評価
  • 取引条件を決定

粉飾している会社は、いずれ倒産する可能性が高い。大口の売掛金が回収できなくなるリスクがあります。

活用場面3:融資審査

銀行や金融機関の立場:

  • 融資申込企業の決算書を分析
  • 返済能力を正確に把握
  • 粉飾を見抜いて融資を避ける

銀行も当然こういうチェックをしています。粉飾している会社には融資しません。


まとめ:決算書から真実を見抜く

業績悪化の3つの段階

第1段階:初期兆候(黄色信号)

  • 役員報酬の減少
  • 地代家賃の減少
  • 支払利息の増加
  • 売上原価率の上昇

→ まだ引き返せる段階

第2段階:赤字体質への転落(赤信号)

  • 交際費・地代家賃の取消し
  • 保険料の資産計上
  • 在庫の水増し

→ 経営改善が急務

第3段階:粉飾決算(倒産寸前)

  • 架空売上の計上
  • 架空資産の計上
  • 総合的な粉飾

→ 時は遅し

粉飾を見抜く5つのポイント

  1. 現金・仮払金・役員貸付金をチェック(見つけやすい)
  2. 売上債権・棚卸資産の複数年推移を確認
  3. 回転日数を計算する
  4. 利益と税金の整合性を確認
  5. 納税証明書で実際の納税額を確認

早期発見・早期対処の重要性

決算書は企業の健康診断書です。

業績悪化の初期段階で気づけば、経営改善によって立て直すことができます。しかし粉飾が始まってしまうと、引き返すのは困難です。

経営者、銀行担当者、取引先の与信担当者、M&Aを検討される方々は、決算書から真実を見抜く力を身につけてください。


税理士としての使命

30年間の実務で学んだことは、粉飾を見抜く力は、お客様を守るための力だということです。

粉飾に気づいて早めに指摘すれば、引き返すことができます。しかし誰も気づかないまま進むと、取り返しのつかないことになります。

税理士は単なる数字の専門家ではありません。数字の裏側にある真実を見抜き、お客様を正しい道に導く。それが私たちの使命です。

決算書を見る時は、いつも「この数字は本当か?」という視点を持ってください。それが会計のプロとしての姿勢です。


当事務所のサポート内容

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