10 融資を申込む前に資金繰りの達人になりましょう
借入れは 即効性がありますが 効果は一過性のもので 資金繰り悪化の原因を取り除かないと借入金の返済分だけ、資金繰りを悪化させてしまう事になります。
自社にあった資金繰りの改善策を検討しましょう。
資金繰りの改善策
売れ筋商品を中心に在庫管理を行い、希な注文にはネットでの仕入で対応しましょう。
? むだな経費の洗い出し・削減
事業を行っていると自然とむだな経費が増えていきます。効果のない広告宣伝費
必要のない経費 は切り捨ててしましましょう。
? 売上高などの受取サイトの短縮
売掛金や受取手形の期日を見直ししましょう。 資金の回収が遅れると黒字倒産の危険
? 仕入など支払サイトの延長
支払が遅いと信用がなくなります。 しかし支払を遅らせることで資金繰りは改善できます
仕入先に理解を求めましょう。
回収条件が悪い例えば 他社なら2月後に支払なのに C社は6月後に支払とか
手形の期日が長いとか? 悪い噂の会社と取引すると連鎖倒産の危険が伴います。
仕方なく取引するばあいは、手形は回り手形を受取る。大きな取引は控える。
万が一に備えて倒産防止共済の掛金をするなど自己防衛が必要になります。
? 材料 商品の仕入先の見直し
? 不動産などの遊休資産の売却
お金を生まない遊休資産は売却しておきましょう。
資金繰りの指標
自社の前期の数値 同業他社と比較することで資金繰り悪化の原因が把握できます。
? 流動比率
--------X100
流動負債
?棚卸資産回転期間(月)
(期首棚卸資産+期末棚卸資産)÷2
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月商
?売上債権回転期間(月)
(受取手形+割引手形+売掛金)
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月商
?仕入債務回転期間(月)
(支払手形+買掛金)
---------------
月商(又は仕入高/12)
チェック
支払サイトの延長 売上サイトの短縮は慎重に
売上サイトの短縮も資金繰りが危ないと得意先に悪い印象を与えてしまします。
取引先や得意先に十分な説明を行い理解を求めなくてはいけません。